障がい者グループホームに向いている人・向いていない人とは?入居を考えるときの判断ポイント

「障がい者グループホームでの生活が自分に合っているのか分からない」
「家族と離れて生活できるか心配」
「一人暮らしとグループホーム、どちらがいいのだろう?」

障がい者グループホームへの入居を考えるとき、ご本人だけでなく、ご家族もさまざまな不安を感じるのではないでしょうか。

障がい者グループホームは、必要なサポートを受けながら、地域の中で自分らしい生活を送るための「住まい」の選択肢です。

一方で、生活スタイルや必要な支援によっては、グループホーム以外の暮らし方が適している場合もあります。

この記事では、障がい者グループホームに向いている人・向いていない人の特徴や、入居を検討するときに確認しておきたいポイントについて分かりやすく解説します。


障がい者グループホームとは?

障がい者グループホームは、障害福祉サービスにおける「共同生活援助」と呼ばれるサービスです。障がいのある方が地域の住居で生活しながら、スタッフによる相談や日常生活上のサポートなどを受けることができます。

大切なのは、「何でもスタッフにやってもらう場所」ではないということです。

本人ができることは自分で行い、難しいところや不安なところを支援してもらいながら、その人らしい暮らしや自立を目指していく場所と考えると分かりやすいでしょう。

そのため、
「一人暮らしには少し不安がある。でも、自分らしい生活にも挑戦したい」

という方にとって、グループホームは一つの選択肢になります。


障がい者グループホームに向いている人の特徴

「この条件に当てはまれば必ずグループホームに向いている」という明確な線引きがあるわけではありません。ただし、次のような方はグループホームでの生活を検討するメリットがあります。

1.一人暮らしには不安がある人

「いつか一人暮らしをしてみたいけれど、いきなり全部自分でやるのは不安」という方です。

たとえば、

  • 食事や生活リズムを整えるのが苦手
  • お金の管理に不安がある
  • 困ったときに一人で対応できるか心配
  • 体調が悪くなったときが不安
  • 家事や身の回りのことに一部サポートが必要

といった場合があります。

グループホームでは、必要な支援を受けながら地域で暮らすことができます。

「実家暮らしから、いきなり完全な一人暮らしへ」と考えるのではなく、自立に向けた一つのステップとしてグループホームを検討する方法もあります。

2.家族から少しずつ自立したい人

これまで家族と暮らしてきた方の中には、

「自分のことを自分でできるようになりたい」
「親元を離れて暮らしてみたい」

という思いを持っている方もいらっしゃいます。

家族から離れて暮らすことは、ご本人にとって大きな環境の変化です。だからこそ、最初からすべてを一人で行うのではなく、必要な支援を受けられる環境で生活経験を積んでいくことも選択肢の一つです。

「自立=何でも一人でできること」ではありません。

困ったときに相談したり、必要な支援を利用したりしながら、自分で選択して生活していくことも大切な自立の形です。

3.生活リズムを整えたい人

昼夜逆転してしまったり、食事や睡眠の時間が不規則になったりするなど、一人では生活リズムを維持することが難しい方もいます。

グループホームで一定の生活リズムをつくることで、

  • 起床・就寝
  • 食事
  • 服薬
  • 通所・通勤
  • 家事
  • 余暇

など、自分に合った生活習慣を少しずつ身につけていける場合があります。

就労継続支援事業所や生活介護、一般就労などの日中活動を安定して続けるためにも、生活の土台を整えることは大切です。

4.困ったときに相談できる環境がほしい人

一人暮らしでは、生活上の困りごとが起きたときに自分で対応しなければならない場面があります。

グループホームではスタッフに相談できるため、
「どうしたらいいか分からない」
という状況を一人で抱え込まずに済むことがあります。

特に初めて家族と離れて暮らす方にとって、身近に相談できる人がいることは大きな安心材料になるでしょう。

5.人とのつながりを持ちながら暮らしたい人

一人暮らしでは孤独を感じることが心配という方にも、グループホームという選択肢があります。

グループホームでは他の入居者やスタッフとの関わりがあります。もちろん、一人で過ごしたい時間を大切にすることも必要です。

「常に誰かと一緒にいる」のではなく、自分の時間を持ちながら、必要なときには人とのつながりも感じられる暮らしを希望する方には合いやすいでしょう。

6.将来の一人暮らしに向けて経験を積みたい人

グループホームへの入居を「最終的な住まい」と考える必要はありません。

将来的に一人暮らしを希望している場合、グループホームで生活経験を積むという考え方もあります。掃除、洗濯、お金の使い方、生活リズム、近隣との関わり、困ったときの相談など、実際に生活することで分かることはたくさんあります。

グループホームで暮らすこと自体を目的にするのではなく、その先にある本人の希望する暮らしを考えることが大切です。


障がい者グループホームに向いていない人とは?

ここでいう「向いていない」とは、障がいが重い・軽いという意味でも、利用資格がないという意味でもありません。
本人が希望する暮らし方とグループホームの環境・支援内容が合っていない可能性がある、という意味です。

1.完全に一人の環境で生活したい人

グループホームでは、住居のタイプによって他の入居者との共同生活が発生します。キッチン、リビング、浴室などを共有するホームもあります。

そのため、

「他人と生活空間を共有したくない」
「生活上のルールに縛られず暮らしたい」

という希望が強い場合は、一般の賃貸住宅での一人暮らしなど、別の選択肢が合っていることがあります。
ただし、グループホームにもさまざまな住居タイプがあります。

「共同生活が苦手だから無理」と最初から決めるのではなく、実際の住環境を確認して判断することをおすすめします。

2.ホームのルールに強いストレスを感じる人

共同生活では、一定のルールが設けられていることがあります。
たとえば共有スペースの使い方や生活上の決まりなどです。

自分の希望する生活スタイルとホームのルールに大きな違いがあると、入居後のストレスにつながる可能性があります。
そのため、見学時には「どんなルールがありますか?」と確認しておくことが大切です。

3.必要な医療・介護とホームの支援体制が合わない人

グループホームによって対応できる障がい特性や支援内容、スタッフの配置、医療機関との連携体制などは異なります。

重要なのは「グループホームに向いているか」だけではなく、「そのグループホームの支援体制が本人に合っているか」です。

医療的ケアや介護などが必要な場合は、必要な支援に対応できる体制があるか、事前に相談・確認しましょう。

4.本人が入居を強く望んでいない場合

ご家族が将来を心配して、

「今のうちにグループホームに入った方がいい」

と考えるケースもあるでしょう。

しかし、実際にそこで生活するのはご本人です。本人の気持ちを置き去りにして入居を進めると、新しい環境への強い不安やストレスにつながる可能性があります。

本人の意思や希望を確認しながら、見学や相談などを通じて少しずつ検討していくことが大切です。


「向いている・向いていない」より大切な3つのポイント

グループホーム選びでは、単純に向き・不向きを判断するより、次の3点を考えてみましょう。

① 本人はどんな暮らしをしたいのか

「家族から自立したい」
「安心できる場所で暮らしたい」
「仕事を続けながら生活したい」
「将来は一人暮らしがしたい」

など、まずは本人の希望を整理します。

② どんなサポートが必要なのか

できること・苦手なことを整理し、

「できないこと」ではなく「どんな支援があればできるか」

という視点で考えてみましょう。

③ そのホームの環境が本人に合っているか

同じ「障がい者グループホーム」でも、雰囲気や支援方針、設備、入居者層、生活ルールなどは異なります。

ホームページを見るだけでは分からない部分も多いため、できれば本人と一緒に見学して確認することをおすすめします。


障がい者グループホームを見学するときのチェックポイント

気になるグループホームが見つかったら、次のようなポイントを確認してみましょう。

  • 個室はどのような環境か
  • 共有スペースはどの程度あるか
  • スタッフはどのような支援をしてくれるか
  • 夜間の支援体制はどうなっているか
  • 食事はどのように提供されるか
  • 生活上のルールには何があるか
  • 日中活動や仕事との両立はしやすいか
  • 困ったときは誰に相談できるか
  • 家賃・食費・光熱費など毎月の費用はいくらか
  • 自分の障がい特性や必要な支援に対応できるか

そして意外に大切なのが、「ここで暮らしている自分を想像できるか」です。

条件だけで判断するのではなく、ホームの雰囲気やスタッフとの相性なども含めて検討しましょう。


ペットと暮らしたい方も、住まい選びを諦めないでください

障がい者グループホームへの入居を考えている方の中には、

「グループホームに入ったら、大切なペットとは離れなければならないの?」

と心配されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ペットは単なる「飼っている動物」ではなく、長い時間を一緒に過ごしてきた大切な家族という方も少なくありません。
住まいが変わるからといって、大切な家族との暮らしを簡単に諦められるものではないと思います。

スマイルハウスでは、ペットと一緒に入居できる障がい者グループホームという選択肢をご用意しています。

また、保護された犬や猫と一緒に暮らせる環境もスマイルハウスの特徴の一つです。
動物のいる暮らしが好きな方や、大切なペットとの生活を続けながら必要なサポートを受けたい方は、ぜひ一度ご相談ください。


まとめ|大切なのは「自分らしく暮らせる場所かどうか」

障がい者グループホームに向いている人としては、

「一人暮らしには少し不安があるけれど、必要なサポートを受けながら自分らしく生活したい人」

が一つの目安になります。

一方、共同生活やホームのルールが本人の希望と大きく合わなかったり、必要な支援をそのホームでは提供できなかったりする場合には、別の住まい方を検討した方がよいこともあります。

大切なのは、「グループホームに入れるか」だけで判断することではありません。

本人がどんな暮らしを望んでいるのか。
どんなサポートがあれば安心して暮らせるのか。
そして、その希望を実現できる環境なのか。

この3つを考えることが、自分に合った住まいを見つける第一歩です。

スマイルハウスでは、ペットとの暮らしを大切にしながら、障がいのある方が地域で自分らしく生活していくための住まいづくりを行っています。

「自分はグループホームに向いている?」
「家族に合う住まいなのか相談したい」
「ペットと一緒に入居できるか知りたい」

そんな段階からでも構いません。

まずはスマイルハウスへお気軽にご相談ください。

Smile Houseのグループホームについて詳しく見る

見学・入居について相談する

投稿者プロフィール

スタッフ森
スタッフ森
スマイルハウスのスタッフ森です。施設内の様子など定期的に投稿していきます。